このブログを書こうと思ったのは、ちょっと前に経験した「涙の出来事」がきっかけでした。
私は最近、ある飲食店で新しいパートを始めたんです。
接客自体は好きで、お客さまと笑顔でやりとりする時間は、思いのほか楽しくて。
…でも、どうしてもどうしても、苦手なことがひとつありました。
それは──
「複数の業務を同時にこなすこと」。
たとえば…
- お客様のご案内
- お水を持っていったり、おかわりしたり
- オーダーを取って
- テーブルを片付けて
- 料理やドリンクを運んで
- 電話対応やUberEatsの受け渡しもして
- さらにお会計まで…
どれも1つ1つは難しくないんです。でも、その場その場で状況を見ながら、
「今なにを最優先するべきか」を瞬時に判断して動くのが…
どうしても、苦手で。
気がつくと頭の中が真っ白になって、変な汗が出てきて、心臓はドキドキ。
アワアワしながら、無意味に動き回るだけ。
完全に“プチ・パニック”状態。
それでも、「私は大丈夫!」って自分に言い聞かせて、出勤前には自作のマニュアルを見直して、必死にがんばってました。
…でもある日、ついにその糸が切れてしまったんです。
ある忙しい時間帯。
優先順位をちょっと間違えてしまった私に、イライラした様子の先輩スタッフから
「なぜそんなことも出来ないの?」
その一言を聞いた瞬間、ブワッと涙があふれてきて…。
中年になってから、職場で泣くなんて…と、自分でもびっくりしました。
恥ずかしくて、情けなくて、でも止まらなくて。
心の中でピンと張っていた細い糸が、ぷつん、と切れたような感覚でした。
その後もしばらくは続けていたけれど、体調を崩してしまい、最終的には退職することに。
しばらくして、ふと思ったんです。
「私はどうして、こんなにうまくできないんだろう…?」
落ち込んだままスマホで検索していたとき、「大人の発達障害」という言葉が目に入りました。
半信半疑でチェックリストを試してみたら、びっくりするくらい当てはまっていて…
「えっ……もしかして、私…?」
その後、思い切って「発達障害者支援センター」に相談に行ってみることにしました。
(この話も、また詳しく書けたらと思っています)
おっと、気がつけば、ずいぶん長くなってしまいました
(過集中も、よくある私の特性です…笑)
今日はこのへんでいったん終わりますね。
読んでくださって、本当にありがとうございます。
続きはまた、近いうちに書きます。