話すのが苦手だから、ぜんぶ書き出して受診へ

心療内科クリニック

こんにちは。
まず初めに、しばらくブログを更新できていなかったのは、「血管迷走神経反射」の発作で体調を崩していたからなんです。

私は子どもの頃から**自家中毒(自律神経の乱れ)**に悩まされてきたのですが、学生時代あたりからは、この「血管迷走神経反射」による発作に定期的に苦しむようになりました。

血管迷走神経反射って知っていますか?

あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、こんな症状です:
   • なんとなくだるい違和感から始まり
   • 頭痛や腹痛が起こり
  • その痛みがきっかけで血圧が急低下
   • 冷や汗、吐き気、息苦しさ
   • トイレの前で倒れ込み、半分意識が遠のく
   • 嘔吐を繰り返したあと、半日ほどでようやく回復

毎回「このまま死ぬのでは」と思うほどつらく、発作が起こるたびに仕事を休まざるを得ません。そして、「次はいつ来るのか」という不安が常につきまといます。

この症状については、また別の機会に詳しく書こうと思います。

初めての心療内科。どんな感じだったか

今回は、初めて心療内科を受診した時のことをお話ししたいと思います。

話すのがあまり得意ではない私は、当日、自分の状態をうまく伝えられるかがとても不安でした。

そこで、子どもの頃から現在までの困りごとや症状を、ノートに思いつくまま書き出して持参することにしました。頭の中だけでまとめるのは難しかったからです。

診察時間には限りがあるし、緊張して全部は話せないかもしれない……と思っていたので、これは本当にやっておいてよかったです。

先生にも「丁寧にまとめてくださってありがとうございます」と言ってもらえました。

受付後、最初にお話したのは精神保健福祉士さんという方でした。

「初めてで緊張されてますか?」と優しく声をかけてくださり、その一言でふっと力が抜けたのを覚えています。

生活のこと、困っていること、これまで感じてきた違和感などを、落ち着いたトーンで丁寧に聞いてくださり、とても安心できる時間でした。

その後、いよいよ先生との診察です。

私が一つひとつ話す内容に対して、

「それはつらかったですね」
「そう感じるのは自然なことですよ」

と、きちんと受け止めてくださり、「やっと話せた」「分かってもらえた」と感じることができました。

無理に話を引き出すような雰囲気ではなく、私のペースを尊重してくれたのがとても印象的でした。

提案された検査について

診察のあと、もう一人の精神保健福祉士さんから、今後受ける検査についての説明がありました。

目的は「より詳しく自分自身を理解するため」。

提案されたのは以下の4つ:
  • WAIS-IV(ウェイス):知能検査。言語理解やワーキングメモリ、処理速度などを測定
  • AQ:自閉スペクトラム指数
  • ASRS:成人ADHDの傾向チェックリスト
  • 比喩・皮肉の理解テスト

これらの検査は後日まとめて受けましたが、トータルで約2時間。かなりのボリュームで、正直ちょっと疲れました。

でも、自分の特性を客観的に知る機会ってなかなかないので、受けて本当によかったと感じています。

体の不調もちゃんと見てくれた

心のことだけでなく、体の症状についても相談しました。
  • 疲れやすい
  • 頭痛が多い
  • 爪が薄い
  • 冷えやすい

こうした話をしたところ、

鉄分やたんぱく質が不足している可能性もありますね」

と言われ、血液検査を勧められました。

「なんとなく不調だけど、こんなもんかな」と思っていたことにも、ちゃんと理由があるかもしれないと気づけて、少し安心しました。

最後に:話すのが苦手でも、大丈夫

心療内科に行く前は、「ちゃんと話せるかな」「こんなこと相談してもいいのかな」と不安がありました。

でも実際に行ってみて思ったのは、
**「ここは、ちゃんと話を聞いてくれる場所なんだ」**ということ。

特に初診は、自分の状態を整理するいい機会にもなりました。

話すのが苦手な人にこそ、メモがおすすめ

もしこれを読んでいる方の中に、受診を迷っている方がいたら、メモを持参することをおすすめします。

箇条書きでも、思いつくままでも大丈夫。書くことで、自分の気持ちや症状が整理されるし、何より「ちゃんと伝えられた」という安心感につながります。

あなたの不安や悩みが、少しでも軽くなりますように。
読んでくださってありがとうございました