前回の記事で、職場での困りごとについて私にとって大きな発見と変化につながったことがあったと書きました。
今日は、その**「これは思った以上に効果があった!」**と感じているもの1つを紹介したいと思います。
しかも、何をやっても飽きっぽくて、なかなか習慣が続かない私が、もう半年近く続けられていることです。
それは……
「出勤前の運動」です。
「運動」といっても、たった15~20分。
私がやっているのは、特別なトレーニングではありません。
自宅と職場の間にある公園で、20分ほど体を動かすだけ。
その日の体調や気分、天気に合わせて、
● のんびり散歩
● 少し早めのウォーキング
● ウォーキングとジョギングを交互にする
● 疲れている日はストレッチだけ
というように、その日にできることをやっています。
(人の歌声が入っていない心地よいBGMを聴きながら)
「毎日必ず○○をする!」と決めてしまうと、私はたぶん続きません。
ましてや運動なんて好きではありません。
だからこそ、
「その日の自分にできる範囲でいい」
としています。
これが私には合っていたのだと思います。
そして、職場で大きな変化が起きました。
この習慣を始めてから、職場での自分に少しずつ変化が出てきました。
一番大きかったのは、
以前ほど、厳しめ・冷たい先輩方の態度や発言が気にならなくなったこと。
そして、ほんの少しですが、自分に自信が持てるようになったことです。
以前の私は、職場でかなり怯えていました。
先輩に何か言われると、
「すみません、すみません」
と必要以上に謝ってしまう。
体はガチガチに硬くなり、オドオドする。
そして焦る。
焦るからミスをする。
ミスをすると、さらに焦る。
仕事が終わって家に帰ってからも、
「なんであんなこと言われたんだろう」
「もっとこうすればよかった」
「あの態度、やっぱり嫌われてるのかな……」
と、頭の中でひとり反省会。
そんなことを繰り返していました。
今でももちろん、嫌なことがあれば落ち込みます。
でも、以前の状態を「100」だとすると、今は自分の感覚として50くらいまで落とせた感じがします。これって結構大きな変化じゃないですか?
これは私にとっては、かなり大きな変化でした。
頭で変えようとしても、できなかったこと
実は、それまでにも自分を変えようといろいろ努力していました。
大人の発達障害について本を読んだり、動画を見たり、
「こういうときは、こう考えればいい」
「相手の言葉を全部真に受けなくていい」
「自分を責めすぎないようにしよう」
と、頭では何度も理解しようとしていました。
もちろん、それらの知識は今の私にとって、とても大切なものです。
でも……
頭では分かっていても、職場で実際にできない。
そんなことがたくさんありました。
そこで運動を取り入れてみたところ、少しずつ変化が出てきたのです。
焦って動くことが減って、以前よりゆったり動ける。
何か言われても、必要以上にビクビクしなくなる。
そして少しだけ、堂々としていられる。
「自分を変えなきゃ」と頭の中だけで頑張っていたときには、なかなかできなかったことでした。
私の場合、「運動+知識」の組み合わせがちょうどよかった
今の私は、
運動で自分の状態を整える。
そして、
本などから得た知識で、自分の特性に合った工夫をする。
この2つを組み合わせています。
以前のつらさを100とするなら、運動によってまず50くらいまで落とせた。
そこから残りの部分を、本などで得た知識や考え方を使いながら、なんとかやっていく。
そんなイメージです。
私にとっては、この組み合わせがちょうどよかったのだと思います。
いつの間にか「運動しないと気持ち悪い」に
運動は、週3〜4日くらい。
すると不思議なことに、いつの間にか、
「運動しないと、なんだか気持ち悪い」
と感じるようになってきました。
ここまで来たら、こっちのものです(笑)。
「運動しなきゃ」と無理やり自分を動かすのではなく、
「ちょっと歩きたいな」
と思えるようになってきたからです。
休みの日も近所をウォーキングしたり、天気が悪い日は家の中でYouTubeを見ながら、できる範囲
でエクササイズしたりしています。
あんなに三日坊主だった私が、です。
むしろ私は、三日坊主どころか、一日も続かないことが普通だった人間です。
だからこそ、自分でもちょっと驚いています。
そして、もうひとつ良かったことがあります。
私が歩いている公園が、とても自然豊かな場所なんです。
野鳥がいたり、緑がたくさんあったり、きれいな水が流れていたり。
「こんなところを毎朝歩けるなんて、ちょっと贅沢だな」
と思いながら歩いています。
もちろん、ここまで自然が豊かな場所じゃなくても、運動自体は続けられていたと思います。
ただ、緑の中を歩くことで気分転換にもなりますし、出勤前に一度仕事から離れた時間をつくれるのも、私には合っていました。
【心療内科の先生に話したら……】
このことを、通院している心療内科の先生にお話ししたところ、とても喜んでくださいました。
そして、運動が脳に与える影響についても教えていただきました。
たとえば、ウォーキングなどの有酸素運動によって、**BDNF(脳由来神経栄養因子)**という物
質に良い影響があることが研究されています。
BDNFは、脳の神経細胞の発生や成長、維持などに関わるタンパク質です。
それを聞いて、
「なるほど。だから私自身も、少し変化を感じられたのかな」
と改めて納得しました。
※もちろん、運動による効果には個人差がありますし、運動だけですべての悩みが解決するわけではありません。
私の場合は、あくまでも自分に合ったセルフケアのひとつとして取り入れています。
【半年近く続いている理由】
このルーティンを始めて、もう半年近くになります。
自分でも、
「よく続いてるなぁ……」
と思います(笑)。
たぶん、続けられた一番の理由は、
「運動することそのもの」よりも、「運動した後の自分が少しラクになる」という実感があったから。
なのだと思います。
出勤前に20分ほど体を動かす。
すると、職場に着いたときに以前より落ち着いている。
少しだけ堂々と仕事に取り組める。
嫌なことがあっても、以前ほど引きずらない。
この「小さな変化」が、次の日も運動する理由になりました。
ちなみに、台風などでどうしても運動できない日もあります。
でも面白いことに、習慣としてしばらく続けていると、そんな日でも出勤時の落ち着いた感覚があ
る程度残っていることがあります。
「もしかして、体に染みついてきたのかな?」
なんて思っています。
大人の発達障害で「自分を変えたい」と思っている方へ
大人の発達障害があると、仕事や職場の人間関係でつまずいたとき、
「もっとちゃんとしなきゃ」
「どうして私はこんなこともできないんだろう」
「考え方を変えなきゃ」
と、自分の頭の中だけで何とかしようとしてしまうことがあると思います。
私もずっとそうでした。
でも今回、私が実感したのは、
「頭だけじゃなく、体から整えてみる」
という方法もあるんだな、ということでした。
運動といっても、毎日1時間走る必要はありません。
10分でも20分でもいい。
散歩でもいい。
ストレッチだけの日があってもいい。
「今日はこれくらいならできそう」
というところから始めてみる。
そして、自分に合う方法を探していく。
それだけでも、何か変わることがあるかもしれません。
私自身、まだまだ仕事で落ち込むこともありますし、発達障害の特性に悩むこともあります。
でも以前のように、何もかもを抱えて帰宅することは少しずつ減ってきました。
だから今回は、
「大人の発達障害で仕事や人間関係に悩んでいる私を、少しラクにしてくれた習慣」
として、出勤前の運動について書いてみました。
もし「何をやっても続かない」という方がいたら、最初から完璧を目指さなくても大丈夫。
まずは、できる日に少しだけ。
自分の体調と相談しながら、無理のない範囲で。
もしかしたら、あなたにとっても「これなら続けられるかも」という方法が見つかるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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